(訃報)沖縄空手道協会相談役 範士十段 与那嶺 幸助先生の逝去について

沖縄空手道協会相談役、琉球古武道賢亮流協会会長であり、また恩師である与那嶺 幸助先生が2023年9月27日に、永眠いたしました。生前のご厚誼に深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。なお、通夜および葬儀は近親者を中心に執り行われ、訃報のご連絡も法要後とさせていただきました。

 

故人氏名:与那嶺 幸助(よなみね こうすけ)
生年月日:1939年11月25日(享年83歳)
出身地:沖縄県南城市佐敷

 

(参考)
与那嶺幸助
1956年に沖縄工業高校にて空手を始める。高校卒業後、米軍嘉手納基地内で電気設備を整備士として働く傍ら、上地流空手道普天間修武館に入門。上地流二代目宗家の上地完英氏の指導を受ける。『師匠のような強さは、どのようにしたら養われるのか?』について着目し、日々、研究と鍛錬を重ね、1985年に「さしき道場」を構える。
道場主として多くの教え子を見守る傍ら、伝統を守り伝えることが何よりも重要という志を掲げ、沖縄空手道協会相談役、琉球古武道賢亮流協会会長としても活動。後進の指導や普及活動にも熱を入れる。これまで米国や欧州、アジア等、世界各地に赴き指導を続け、教え子は1500人以上にも及ぶ。

 

【道場主 新垣昭善】
与那嶺幸助先生はこれまで、上地流空手道、琉球古武道の普及活動に大きく尽力をされてきました。指導方法はもとより、その温かいお人柄と、常に基本に忠実に、また勉強熱心に研究される姿みては何度も、基本に立ち返ることの大切さを学びました。私自身、幸運にも長きにわたり先生のもとで学ぶ機会に恵まれ、その中で得た様々な経験は、私の人生の基盤となっています。先生なくして今日の当道場はありません。教えていただいたことを胸に、今後も琉球古武道、上地流空手道の発展・普及に尽力してく所存です。与那嶺幸助先生の多大な貢献と功績に心から感謝し、ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。